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皮膚のバリア機能

皮膚のバリア機能とは体外からの異物の侵入を防いだり、体内の水分の蒸発や体液の漏出を防いだりする皮膚の働きのことです。この働きは、主に角質層の物質の通過しにくさのためです。
皮膚には異物(アレルギーの原因物質や細菌・ウイルス)や外界からの刺激から自分の組織を守る力『生体防御システム』が備わっています。
生体防御には,異物が体内に侵入するのを防ぐしくみと、体内に侵入した異物を排除するしくみ(免疫)とがあります。第一の防御壁は表皮で、角質細胞がレンガを積み上げたように重なっており、外界からの刺激や異物の侵入を防ぐバリア機能を果たし、異物の侵入を化学的、物理的に防ぎます。汗腺・皮脂腺の分泌物は皮脂膜を形成し、皮膚表面を弱酸性に保ち、細菌の繁殖を防ぎます。そして汗には、細菌の細胞壁を破壊する酵素が含まれています。
次に、体内に侵入した異物を排除するしくみ(免疫)があります。第二の防御機構は自然免疫です。第三の防御機構は獲得免疫です。
免疫を正常に働かせるためには、第一の防御壁である表皮を健やかに保つことが大切であり、アレルギーや過敏症から体を守ることに繋がります。