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紫外線

太陽の光には、目に見える光(可視光線)のほかに、目に見えない赤外線や紫外線が含まれています。紫外線とは地表に届く光の中で、最も波長の短いものです。紫外線は波長の領域とそれに伴う性質によって、A、B、Cの3つに分けられます。UV-C(100~280nm)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全にさえぎられて地表には届きません。
UV-Bも同様にオゾン層などにさえぎられて地表に届く量が減りますが、完全にさえぎられるわけではありません。地表に届く量がオゾン層の変化に影響されることから、現在地表に届くUV-B(280~320nm)の増加が懸念されています。UV-Bによって、皮膚の中でビタミンDが生成されます。ビタミンDの主な働きは、腸からのカルシウムの吸収を2~5倍程度に増加させることです。ビタミンDが不足すると、食事でカルシウムを摂っていても十分吸収されず、カルシウム不足におちいります。私たちは日光紫外線を使って自分の体内でビタミンDを作ります。体内に豊富に存在する7-デヒドロコレステロールは、皮膚にUV-Bが照射されると皮下でビタミンDとなります。つまり、食事からのビタミンDと日光紫外線によるビタミンDの両方を使って、必要なビタミンDを得ています。
UV-A(320~400nm)は、UV-BやUV-Cに比べて体への影響は小さいですが、その多くが地表に届くため、長い時間あたると肌などに影響があることが懸念されています。波長が長く真皮にまで届きます。
代表的な紫外線による人体への悪影響には、日焼け、シミ、しわ、白内障、DNA損傷による皮膚がんや免疫機能の低下などが挙げられます。さらに近年、ブルーライトや近赤外線も光老化の原因として注目されています。